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抽象喜劇(退治屋作者の超日常?改め)

蘇我入鹿のラブレター、見つかる。

駅最強日報は4月1日までに、乙巳の変で中大兄皇子に暗殺された蘇我入鹿が、

恋人としてつきあっていた両刀遣いの古人大兄皇子に向けたラブレターを入手、現代語に翻訳した。

ラブレターは、木簡に記されていた。

以下、さわりの部分を記載する。

「皇子様のお父上の大王様は、あなたについて『男なのに男とつきあっている… 
 これでは子が生まれるかどうか心配だ』と以前、おっしゃってましたですね。
 でも、皇子様には可愛い姫君が産まれて、後の子の期待も出来ると言うことのようで、
 鞍作としても何よりの幸せです。しかし、私の方が父から『男同士で契りを交わす』のは、
 いかがなものか、と言われてしまいました。私も出来れば皇子様のように可愛いお子を、
 何としてでも産みたいと思いますが、私は身体が男で、決して子を産めません。
 娶りてその妻に産ませると言うことも考え得るのですが、いかんせん私は、
 そう言うことが出来るような心づもりの人物でないことが自分でも…」

入鹿は、もし自分がゲイでなかったらとっくのとうに妻を娶り、

そして跡継ぎを産ませることが出来るかもしれない、という事を示しているが、

『真性ゲイでなおかつ性同一性障害の可能性もあるかもしれない』この肉体では不可能だ、

という悔しさも同時に示している。

それが後に軽皇子らにバレ、このことについてゆすられ、山背大兄王を抹殺しないとお前が…

と言われ、その後は後の歴史書にも語られるので省略するが、

これが蘇我入鹿本人の悲劇を象徴する文書であることは論を待たない。
by hokutoff | 2008-04-01 00:00 | 虚構ドキュメンタリー